数行しか字を書けなくなった高齢者の自宅で自筆証書遺言作成

真冬の寒い日に事務所に朝早く電話がかかってきて、土日に自宅へきてほしい。遺言書作成をしたい。配偶者からであった。なぜに、土曜か日曜かというと家族全員が集まる日に作成したい。手が震えて字があまり書けなくなっているので、短くまとめてほしい。そこで、土曜は相続相談の予約があるので次の日曜日に行くことにした。

あらかじめ聞いていた遺言内容にあった文案を複数作成して、遺言書にふさわしい便箋を用意して封筒も複数持参して、自宅を探してマイカーで向かうと、高級住宅街に隣接した多き大きな家であった。子供も孫もたくさんの人が集まっていた。

詳細は省くが、何度か書き直しをして半日がかりで作成した。家族全員の記念写真も撮った。帰りに配偶者の方からさっそく謝礼金をもらって帰った。